原因追究から導く真の歯科医療
~大森有樹先生インタビュー~
原因追究から導く真の歯科医療
~大森有樹先生インタビュー~
欧米式の丁寧な診療スタイルと、1,900名以上の歯科医療従事者の教育実績を持つ大森有樹先生に、理想の歯科医療についてお話を伺いました。大阪SJCDの会長として、また複数の大学で教鞭を執る教育者として、歯科医療の未来を見据えた取り組みについてご説明いただきました。
学びと教育の両輪で発展する歯科医療
まず、先生の歯科医療に対する姿勢についてお聞かせください。
1999年に九州歯科大学を卒業後、2年目からアメリカでの研修を開始し、欧米式の丁寧な診療スタイルを学びました。2020年には大阪歯科大学で博士号を取得し、現在は診療、教育、研究の3つの分野で活動を展開しています。
教育活動も精力的に行われていますね。
3つの大学と2つの歯科衛生士学校で教鞭を執るとともに、大森塾を大阪、東京、福岡で開催し、オンラインコミュニティも運営しています。これまでに1,900名以上の歯科医療従事者の教育に携わってきました。偏った教育を避けるため、海外での研究や学術論文の発表も積極的に行っています。
最後の歯科医院」を目指して
最後の歯科医院になりたい」という理念について教えていただけますか?
この言葉には、患者様との生涯にわたる信頼関係を築きたいという思いを込めています。歯に関する全ての情報が得られ、最高の治療が受けられる、そんな総合的な歯科医療の提供を目指しています。
原因追究による根本的解決
真の歯科医療の提供」についてお考えをお聞かせください。
日本の歯科医療に最も不足しているのは『原因追究』です。虫歯のなりやすさ、くいしばりの影響、歯周病のリスクなど、患者様一人ひとりのリスク要因は異なります。対症療法ではなく、原因を突き止め、個々に適した治療・メンテナンス方針を立てることで、根本的な解決を図っています。
国際的な活動と最新技術
国際的な活動についてお聞かせください。
ITIフェローや公認スペシャリストとして、また Academy of Osseointegration のアクティブメンバーとして、世界標準の歯科医療の習得と普及に努めています。特にストローマン社の講師やKaVo社の臨床アドバイザーとして、最新の技術と知見を日本に導入する橋渡し役を担っています
次世代育成への情熱
教育者としての立場から、歯科医療の未来についてお考えをお聞かせください。
大阪歯科大学や九州歯科大学での講師活動、そして大森塾を通じて、次世代の歯科医療従事者の育成に力を入れています。特に重視しているのは、技術だけでなく、原因追究の姿勢と患者様との信頼関係構築の重要性を伝えることです。
理想の歯科医療を求めて
最後に、患者様へのメッセージをお願いします。
一人ひとりの患者様に合わせた原因追究と根本的な治療提供により、生涯にわたる口腔健康の維持を実現します。大森歯科医院で最後の歯科医院との出会いを果たしていただければ幸いです。
大森歯科医院- 所在地
- 大阪市中央区本町3丁目1-2大原ビル2階
- 電話番号
- 06-6266-0026
- 診療時間
- 9:00〜13:00 / 14:00〜17:00
- 休診日
- 土曜・日曜/水曜:不定休
- 資格・役職
- ・博士(歯学)大阪歯科大学
・大阪SJCD会長
・ITIフェロー・公認スペシャリスト
・ストローマン社インプラント講師
・KaVo社臨床アドバイザー
- 教育活動
- ・大阪歯科大学口腔インプラント学講座非常勤講師
・九州歯科大学インプラント科臨床登録医
・太成学院大学歯科衛生士専門学校非常勤講師
・大阪医専歯科衛生士学科非常勤講師
- 所属学会
- ・Academy of Osseointegration アクティブメンバー
・European Association for Osseointegration メンバー
・日本口腔インプラント学会専門医
・日本臨床歯科学会大阪支部長
・日本臨床歯周病学会