熊本県内のインプラント名医が在籍する歯科医院一覧

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伊東歯科口腔病院

地域医療の発展を牽引する"匠"の歩み
~伊東隆利先生インタビュー~

伊東 隆利先生

地域医療の発展を牽引する"匠"の歩み
~伊東隆利先生インタビュー~

56年にわたり口腔外科とインプラント治療の最前線で活躍し、地域医療と高度先進医療の融合を実現してきた伊東隆利先生に、歯科医療への情熱と後進育成への思いについてお話を伺いました。

半世紀を超える歯科医師人生

まず、先生の長きにわたる歩みについてお聞かせください。

1968年に日本大学歯学部を卒業後、1972年に鹿児島大学大学院で医学博士号を取得し、同大学医学部口腔外科学講座で助手、講師として研究と臨床に従事しました。1975年から伊東歯科医院に勤務し、1991年に医療法人伊東会の理事長に就任、2009年には伊東歯科口腔病院の院長として新たなスタートを切り、2023年に会長職に就任いたしました。

56年間という長期間、第一線で活躍され続ける原動力は何でしょうか?

それは常に「患者様のために何ができるか」という思いです。医療技術は日々進歩し、患者様のニーズも変化していきます。その変化に対応し続けるためには、学び続ける姿勢と、地域の皆様への責任感が不可欠です。これまでの経験すべてが、今日の診療に活かされていると感じています。

専門医としての卓越した実績

数多くの専門医資格を取得されていますが、その背景をお聞かせください。

日本口腔外科学会、日本歯周病学会では指導医・専門医・名誉会員、日本口腔インプラント学会、日本顎顔面インプラント学会では指導医・専門医として認定いただいています。さらに、日本障害者歯科学会、日本有病者歯科医療学会の資格も持っています。これらは単なる称号ではなく、多様な患者様のニーズに応えるための必要な知識と技術の証明だと考えています。

特に印象深い専門分野の発展についてお聞かせください。

1993年に日本口腔インプラント学会の専門医、1995年に指導医を取得しましたが、当時はまだインプラント治療が一般的ではありませんでした。しかし、患者様の生活の質向上に大きく貢献できる治療法だと確信し、技術の習得と普及に努めてきました。現在では、サイナスリフト、GBR、オールオン4など高度な治療にも対応しています。

地域医療と高度医療の融合

病院として地域医療で果たす役割についてお聞かせください。

伊東歯科口腔病院は、地域の皆様に身近な歯科医療を提供すると同時に、高度な専門治療も行える総合的な医療機関を目指しています。口腔外科手術からインプラント治療、さらには障害者歯科や有病者歯科まで、幅広い患者様に対応できる体制を整えています。

医科歯科連携についてはいかがでしょうか?

現代医療において、医科歯科連携は不可欠です。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの患者様では、全身状態を考慮した治療計画が必要になります。地域の医療機関との密接な連携により、より安全で効果的な治療を提供できるよう努めています。

チーム医療の実践と人材育成

チーム医療の重要性について教えてください。

歯科医療は決して一人では成し得ません。歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、事務スタッフなど、すべてのメンバーが専門性を発揮し、連携することで初めて質の高い医療が実現します。私たちは常にチーム一丸となって、患者様第一の医療提供を心がけています。

後進育成への取り組みについてお聞かせください。

2004年から日本大学客員教授、2009年からは九州看護福祉大学の非常勤講師として教育に携わってきました。また、2010年から2025年まで九州インプラント研究会の会長・施設長として、地域のインプラント治療レベル向上に貢献してきました。次世代の歯科医師には、技術だけでなく、患者様への思いやりと責任感を持って医療に従事してほしいと願っています。

患者第一主義の実践

「患者第一の姿勢」について具体的に教えてください。

すべての判断基準を「患者様にとって最善か」に置いています。治療方針の決定から、設備投資、スタッフ教育まで、常に患者様の利益を最優先に考えています。また、十分な時間をかけた説明と、患者様の不安や疑問に丁寧にお答えすることも重要な要素だと考えています。

長期間にわたる患者様との関係で大切にされていることは?

信頼関係の構築です。一度の治療で終わりではなく、生涯にわたって患者様の口腔健康をサポートしていく姿勢が重要です。そのためには、継続的なメンテナンスや定期検診、そして患者様の生活スタイルの変化にも対応できる柔軟性が必要です。

高度専門治療への取り組み

現在対応されている高度治療についてお聞かせください。

サイナスリフト、GBRなどの骨造成手術から、オールオン4による全顎的なインプラント治療まで、幅広い症例に対応しています。また、障害者歯科や有病者歯科の専門知識により、通常では治療困難とされる患者様にも安全な治療を提供しています。

治療技術の進歩についてどのようにお考えでしょうか?

医療技術の進歩は素晴らしいことですが、最新技術を追求するだけでなく、それが本当に患者様の利益になるかを常に検証することが重要です。長年の経験から培った確実な技術に、必要に応じて新しい技術を取り入れるバランスが大切だと考えています。

地域医療への貢献と社会的責任

地域医療での役割をどのように捉えていらっしゃいますか?

地域に根ざした医療機関として、住民の皆様の健康を守ることが私たちの使命です。高度な専門治療を地域で提供することで、患者様に遠方への通院負担をかけることなく、質の高い医療を受けていただけます。また、地域の歯科医師の皆様との連携・協力も重要な役割だと考えています。

次世代への継承

医療法人会長として、今後の展望をお聞かせください。

これまで築き上げてきた医療の質と地域との信頼関係を次世代にしっかりと継承していくことが私の重要な責務です。同時に、時代の変化に対応した新しい医療サービスの提供も必要です。デジタル技術の活用や予防医療の充実など、常に進化し続ける医療機関でありたいと思います。

患者様へのメッセージ

最後に、患者様へのメッセージをお願いします。

56年間、多くの患者様との出会いに恵まれ、その信頼に応えるべく日々努力してまいりました。口腔の健康は全身の健康と密接に関わっており、生活の質に大きく影響します。どのようなお悩みでも、まずはご相談ください。私たちは常に患者様第一の姿勢で、最適な治療を提供いたします。地域の皆様の笑顔と健康を守ることが、私たちの最大の喜びです。これからも、チーム一丸となって質の高い医療を提供し続けてまいります。

伊東歯科口腔病院

所在地
〒860-0851
熊本県熊本市中央区子飼本町4−14
電話番号
096-343-0377
診療時間

・初診・予約外の患者様
平日:
09:00~11:00 / 14:00~16:00
土:
08:30~11:00 / 14:00~15:30
・ご予約済みの患者様
平日:
09:00~12:00 / 14:00~16:30
土:
08:30~11:30 / 14:00~16:00

休診日
日曜日・祝日
公式サイト
https://www.itoh-dh.or.jp/
所属学会
・日本口腔外科学会認定 指導医・専門医・名誉会員
・日本歯周病学会認定 指導医・専門医・名誉会員
・日本口腔インプラント学会認定 指導医・専門医
・日本顎顔面インプラント学会認定 指導医・専門医
・日本障害者歯科学会認定 指導医・認定医
・日本有病者歯科医療学会認定 指導医・専門医