



北海道が誇る歯周病・
インプラントの名医
~三上格先生インタビュー~
北海道が誇る歯周病・インプラントの名医
~三上格先生インタビュー~
歯周病専門医の視点からインプラント治療に取り組み、歯周病やインプラント治療の講師として後進の育成にも尽力する三上格先生に、最新の歯科治療についてお話を伺いました。1990年に歯学博士号を取得し、30年以上にわたり地域医療に貢献されている実力派ドクターが、専門的な知見をご説明します。
歯周病治療のスペシャリストとしての道のり
まず、先生のこれまでの歩みについてお聞かせください。
1983年に日本歯科大学新潟歯学部を卒業後、同大学歯周治療学教室に入局し、研究と臨床に携わってきました。大学での研究生活は、歯周病治療の基礎から最新の知見まで、幅広く学ぶ貴重な機会となりました。研究と臨床の両面から歯周病に向き合うことで、エビデンスに基づいた確実な治療の重要性を深く理解することができました。
1990年には歯学博士号を取得し、翌年にみかみ歯科医院を開院しました。開業当初から、大学で培った専門的な知識と技術を地域医療に還元したいという思いを持ち続けてきました。1996年には現在の医院に移転し、矯正歯科を併設して総合的な歯科治療を提供できる体制を整えました。矯正治療も含めた包括的なアプローチにより、患者様のお口全体の健康を長期的に守ることができる環境を構築してきました。この30年以上の臨床経験が、現在の診療の確かな基盤となっています。
歯周病治療とインプラント治療の関連性について、どのようにお考えでしょうか?
歯周病治療の経験と知見は、インプラント治療の成功に不可欠です。インプラントと天然歯は異なるものですが、両者とも周囲の組織の健康状態が長期的な予後を大きく左右します。歯周病で歯を失った患者様にインプラント治療を行う場合、歯周病のコントロールなくして治療の成功はあり得ません。
特にインプラント周囲炎の予防と治療は、歯周病専門医の視点なくしては成し得ません。インプラント周囲炎は、天然歯における歯周病と非常に似たメカニズムで発症しますが、進行は天然歯よりも速く、対処が遅れると取り返しのつかない状態になることもあります。この二つの専門性を活かし、より確実で長期的な治療成果を目指しています。歯周病治療とインプラント治療、この両輪をバランスよく提供できることが、当院の大きな強みだと考えています。
専門性を活かした包括的アプローチ
クリニックの特徴や強みを教えていただけますか?
当院の最大の特徴は、歯周病治療の基本をベースとした包括的な歯科診療です。どんなに高度な治療技術を用いても、歯周組織が健康でなければ、治療の長期的な成功は望めません。そのため、すべての治療において歯周病治療を基盤に据えた診療を心がけています。
インプラント治療においても、歯周組織の健康状態を重視した治療計画を立案し、長期的な予後を見据えた治療を提供しています。治療前には徹底的な歯周病検査を行い、必要に応じて歯周病治療を優先します。また、治療後のメンテナンスにも力を入れ、インプラントを長く快適に使用していただけるよう、きめ細かなサポートを行っています。30年以上の臨床経験から得た知見を活かし、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。
具体的な治療内容についてお聞かせください。
サイナスリフト、GBR、オールオン4など、高度なインプラント治療に対応しています。これらの治療法により、骨量が不足している方や、多数の歯を失った方にも、インプラント治療の可能性を提供できるようになりました。特にオールオン4は、固定式の歯を一日で手に入れることができる画期的な治療法です。
しかし、どの治療においても歯周病治療の視点を大切にし、インプラント周囲炎の予防に特に注力しています。高度な治療技術を提供することも重要ですが、それ以上に大切なのは、治療後の健康を長期的に維持することです。定期的なメンテナンスと適切なセルフケアの指導を通じて、インプラントを生涯にわたって快適に使用していただける環境づくりに努めています。歯周病専門医としての知見を活かした、総合的なアプローチが当院の特徴です。
後進の育成と地域医療への貢献
若手歯科医師の育成についてのお考えをお聞かせください。
歯周病やインプラント治療の講師として、技術だけでなく、患者様と向き合う姿勢も含めた総合的な指導を心がけています。治療技術は確かに重要ですが、それだけでは優れた歯科医師にはなれません。患者様の訴えに耳を傾け、不安に寄り添い、最適な治療を提案する。そのような総合的な力が求められます。
これは地域医療の質を向上させる上で非常に重要だと考えています。若手歯科医師の成長は、その地域全体の歯科医療レベルの向上につながります。私が大学で学んだ知識と、30年以上の臨床で培った経験を、次の世代に伝えていくことは、歯科医師としての重要な使命だと思っています。教育活動を通じて、患者様本位の医療を実践できる歯科医師を一人でも多く育てたいと考えています。
患者様との信頼関係を基盤とした診療
診療において特に大切にされていることは何でしょうか?
真摯な姿勢で歯科診療に取り組むことを何より大切にしています。専門的な知識と技術を持つことはもちろん重要ですが、それ以上に患者様との信頼関係を築き、一人ひとりに最適な治療を提供することを心がけています。信頼関係なくして、真の医療は成立しません。
患者様は、お口の悩みだけでなく、不安や恐怖も抱えて来院されます。その気持ちに寄り添い、丁寧に説明し、十分に納得していただいた上で治療を進める。当たり前のことのようですが、これを徹底することが、治療の成功率を高め、長期的な予後を良好に保つ秘訣だと考えています。30年以上、この姿勢を貫いてきたからこそ、多くの患者様に信頼していただけているのだと思います。これからも、この基本を大切にしていきたいと思います。
歯科治療の未来像
これから歯科治療をお考えの方へメッセージをお願いします。
歯周病治療とインプラント治療は、お口の健康を守るための重要な選択肢です。歯周病は、進行すると歯を失う原因となるだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことが明らかになってきています。早期の発見と適切な治療が、将来の健康を左右します。
当院では30年以上の臨床経験と最新の治療技術を組み合わせ、患者様に最適な治療プランをご提案させていただきます。歯周病専門医としての知見とインプラント治療の技術、そして矯正治療を含めた総合的なアプローチで、皆様のお口の健康をサポートいたします。お気軽にご相談ください。どんな小さな悩みでも、まずはお話をお聞かせください。一緒に最適な解決策を見つけていきましょう。
みかみ歯科・矯正歯科医院- 所在地
- 北海道苫小牧市旭町4-7-20
- 電話番号
- 0144-35-3939
- 診療時間
- 月・火・水・金 09:30~13:00 / 14:30~18:00
木・土 09:30~13:00
- 休診日
- 日曜・祝日
- 所属学会
- ・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・日本顎顔面インプラント学会
・日本顎咬合学会
・ITI International Team for Implantology
- 所在地
- 北海道苫小牧市旭町4-7-20
- 電話番号
- 0144-35-3939
- 診療時間
- 月・火・水・金 09:30~13:00 / 14:30~18:00
木・土 09:30~13:00
- 休診日
- 日曜・祝日
- 所属学会
- ・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・日本顎顔面インプラント学会
・日本顎咬合学会
・ITI International Team for Implantology